所長あいさつ


所長あいさつ

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 浦添市立教育研究所は、本市教育委員会の組織の一つとして、教育に関する調査研究や教職員の研修等、教育の改善・充実・発展に貢献すべく昭和63年4月1日に浦添小学校舎内に開設されました。その後、多くの方々の御尽力・御協力により、現在は浦添市立浦添小学校敷地奥に設立されています(平成26年3月26日)。これまで、研究や研修等多くの事業が展開されてきており、本市教育の発展に与えた影響や役割は多大なものがあったと考えています。

 本研究所では、「子供の健やかな成長のため、市内各園、小中学校の教育課題に対し、解決に向けて支援する。」ことを運営方針とし、各学校の課題やニーズ等を把握しながら授業改善に結びつく研修やICT機器等の整備に取り組んでおります。

事業内容は、①教職員の資質向上を図る研修・講座の実施 ②情報教育の推進、教育情報の提供 ③学力調査等の実施と調査結果の活用促進 ④研究物の収集・刊行、教育図書等の貸出等の提供となります。

「研修・講座の実施」では、今年度も長期教育研究員3名(こども園、小学校、中学校)と特別研究員2名(こども青少年課へ配置:1年間)が入所し、研修することになっています。短期研修は、市の教育課題や教職員からのニーズを把握して、夏期講座を5日間、冬期講座を2日間実施することになっています。

「情報教育の推進」では、GIGAスクール構想により、1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、電子黒板も全学級に設置することができました。

 令和5年度から始まる「浦添市学校教育情報化推進計画」では、「主体的な学習者としてICTを活用できる児童生徒」を浦添市が目指すこども像として掲げ、多様化・高度化する社会へ対応できる人材の育成に取り組んでいく計画を立てています。教員のICT指導力向上についても、ICTエバンジェリスト事業や研究協力員事業を実施し、教育情報化推進リーダーの組織的育成とICTの効果的な活用方法の研究を推進しています。また、ICT支援員を各学校へ派遣し、環境整備や授業支援を行っています。

 「学力等の調査実施」では、標準学力調査や児童生徒質問紙調査(i-check)を実施し学校・学級の児童生徒の実態把握と児童生徒理解及び個に対応した指導等に活用できるように取り組んでいます。

 「研究所図書室」では、教育専門書や県内外の教育委員会や教育研究所、教育機関などからの研究紀要や研究報告書等が活用できます。定期購読雑誌(12冊)も揃えていますので、校内研修や教材研究でのご利用をお待ちしています。

 今後も、浦添市の努力事項の重点にも掲げられている「情報教育における個別最適な学び・協働的な学びの実践」「学習指導における主体的・対話的で深い学びの実現」等を中心に、学校を支援する教育研究所を目指す所存です。関係各位の御指導と御協力をお願い致します。          

令和5年度            

浦添市立教育研究所 所長 狩俣直美