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第3回エバンジェリスト公開授業

令和元年12月16日(月)14:00~   授業テーマ「道徳:つながる命 D-(19)生命の尊さ」(ゆうへ~生きていてくれてありがとう)
授業者:浦添市ICTエバンジェリスト 村上紀彦 教諭(仲西中)
参観者:研究所所長,指導主事 井﨑重,港川中 川野教諭

【授業の流れ】
本時の目標 ★多くの人々の支えによって生きていると気づくことで,誰もがかけがえのない存在であると理解し,互いの存在を大切にしようとする実践意欲を育む。

①授業のテーマを知る。
②時代背景や読み物の背景にある阪神淡路大震災についての情報を知る(写真,スライドの提示)
③読み物を判読する(電子教科書による判読)。
④登場人物の「ママ」についての心情を理解する。→何がつらかったのか。どれくらいつらいのか。なぜそこまで思い詰めるのか。
⑤さらに「ママ」の心情理解を深める。→どうやってつらさを乗り越えたのか。ママのせいではないのか。
⑥生命についての深い理解を促す。→震災後から今までのママに対し,ゆう,しょう,パパ,おばあちゃんはどのように思っているのだろう。
⑦3~4名のグループになり,様々な立場でママに対する思いを出し合い,共有する。
⑧今日の授業を振り返る。

【振り返り】
◇教材に対する授業者の深い思いと,教材研究の深さが感じられた。
◇生徒が,読み物や阪神淡路大震災について興味関心を高められていた。
◇電子教科書による判読により,生徒の感情に訴えることができた。
◇板書が並列的なものになっていたので,中心となる「ママ」とその周りにいつもいる家族を構造的に表現することで,生徒が考えやすく,    時系列で整理され,議論しやすくなったのではないか。
◇授業者による深い教材研究と教材解釈を土台としながら,授業構想においては生徒の置かれた背景,思い,学びのプロセスを想像したりイメージしたりして「取捨選択」することが大切となる。この1時間の中で何を身につけられるようにしたいのか,授業者の吟味がとても必要であると感じられた。